shay のキットバッシュ (1) 改造後のイメージ

2022年10月19日水曜日

shayのキットバッシュ

ラージスケールの鉄道模型の世界では、Bachmannが1/20.3のスケールで36tonのshayを売り出すまで、shayは一般的ではなかったと思う。しかし、それ以前に(手が出せないほど高価だったが)PSCやアスターからshayが出ていたし、KMT (クマタ) さんでもshayを作っていた。

そのKMTのshayをオークションで比較的安く入手した(貧乏人にはこれしか方法がない)。Gゲージ、スケールはLGBと同じ1/22.5である。この模型は、電動タイプであり、オールプラス製である。プロトタイプは、ライマの製造番号3095の13tonであり、図面と写真がガゼット誌の1985年9月号に載っている。実物が1920年製なのでshayの中ではモダンなタイプになるが、小型のshayは好きだし、Gゲージのブラス製のshayはレアなので、購入しておいた。(下の写真)


最近キットバッシュをしたporterと同様、これも中古品なので、破損や改造跡がみられる。しかし、頑固なまでにしっかりと半田付けで組み立てられた模型であり、キットバッシュをするには良い素材である。LGBの車両は屋外でも走らせられる頑丈さを持っているが、この機関車も丈夫であり、少々破損していても十分修復可能だと思う。

キットバッシュのプランであるが、今自分がやっているのは、1:20.3の模型なので、これを改造して前作のporterの相棒にしようという計画である。そのためには、まず人が乗る部分であるキャブ(機関室)を製品のものよりも大きめに作って、付け替える必要がある。そこでガゼット誌やネット上にある情報を参考にして、イメージ図を書いてみた(下の図)。


だが、これではどうもしっくり来ないので、がっしりとした大きなキャブにしてみた(下の図)。

キャブはこれくらいの大きさにしないとporterとの釣り合いがとれないこともわかったし、姿が気に入ったので、このイメージで作業を進めることにした。


(続く)

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